奨学金 = 借金

日本国内での奨学金は大きく2つ種類に分けられます。

まずひとつが「給付型」

この給付型の奨学金は返済義務が生じないもので、企業や自治体が行なっている奨学金はこのタイプが多くなっています。現在では国立大学でも整備されていたり、生徒を多く集めるために大学独自で奨学金を設定しているところも増えつつあるようです。

ふたつ目が「貸与型」

日本においての奨学金はほとんどの場合、この貸与型を指します。

有名なところでは日本学生支援機構の奨学金で、ここが扱う奨学金は貸与型でも第一種奨学金第二種奨学金とに分けれられています。

第一種奨学金は返済義務が生じるものの無利息での貸出になっているのですが、選考基準が厳しく利用できる人は限られています。

一方、第二種奨学金は選考基準が第一種に比べて緩やかになっており、基準を満たしていればほとんどの人が利用できるものになっています。ただ、この第二種は利息付になっているので返済する際は利息も含めた金額を支払っていかないといけません。

ほとんどの学生が貸与型の奨学金を利用しているのですが、結局それは借入れをしていることと同じ考え方になります。言うなれば奨学金という借金を抱えて学校に通っているということになるのです。

奨学金の金利

最近、話題にもなりましたが経済的に奨学金の返済が困難になり延滞金が付いて総返済額が大きく膨れ上がったという話を聞いたことがあると思います。

奨学金の延滞金は10%(年)となっているので「高い」と感じるかもしれません。そういうこともあり奨学生を借金地獄へ突き落とす「官製学生ローン」といった見方もされています。

では、奨学金の金利はいくらなんでしょうか?

奨学金は通常のローンとは違い、融資時に決められた金利ではなく融資終了後、つまり学校を卒業して貸与が終了するタイミングで金利が決まるという方式をとっています。

平成26年度3月に貸与が終了した人の金利は利率固定方式が0.63%利率見直し方式が0.10%となっています。

この利率固定方式と利率見直し方式というのは住宅ローンなんかでいう固定金利と変動金利みたいなものです。利率固定方式が固定金利、利率見直し方式が変動金利と置き換えてみると分かりやすいかと思います。

他のローンと比較してみると…

では、他のローンとを見比べてみましょう。

アコムやプロミスといった消費者金融ではおおよそ4.5%~18.0%の金利になっています。銀行の教育ローンなら変動金利で2%前後固定金利になると2.5~3.5%あたりが多くなっています。

実際に奨学金(第二種奨学金)と比べてみていかがですか?

かなりの低金利で借りることができるのがお分かりいただけると思います。

では延滞金の利率、ローンでは遅延損害金の利率をみると消費者金融はおよそ19%ほどに設定されており教育ローンでは14%~20%に設定されています。

奨学金での延滞金の利率は10%となっており、これも民間のローンに比べて低金利になっています。

暴利を貪る奨学金なんて言われ方をしていたりするのですが、それを言うなら消費者金融はどうなるんでしょう…

もちろん、使用目的が全く違うので比較するのがおかしいのかもしれませんが教育目的のローンでも変動金利で言えば10倍近くの金利差があるわけです。

お子さんがいらっしゃるのであれば学資保険に入っている方が多いと思うのですが、その学資保険ではまかないきれない部分を教育ローンではなく低金利の奨学金を利用するという方が状況によってはベストな選択とも言えます。

奨学金の金利も市場金利が上昇しても上限が3%になっていますので使い方によっては安心のローン商品とも考えられないでしょうか。