奨学金とはどのようなもの?

奨学金には「借りる」「稼ぐ」「もらう」の3種類があります。

借りるものは貸与型と呼ばれるもので、最も多く利用されている独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)もこれにあたり、卒業後に返還の義務があります。

また、金融機関が融資する教育ローンも借りる奨学金に分類されます。貸与型の場合は借主は学生本人ですが、教育ローンの場合は借主は保護者となります。

稼ぐ奨学金新聞奨学会制度です。

これは、新聞会社が学費を立て替え、学生は新聞配達で得た給与から奨学金を差し引かれた金額を給与として受け取るシステムで、在学中に稼ぎながら返済できるものです。

仕事と学業の両立は大変ですが、卒業後の返済という負債はなくなるので、安心して新生活を送ることができます。

1年ごとに申込めるので、大学4年間のうち2年間だけ新聞奨学金を利用するというようなフレキシブルな使い方もできます。

もらう奨学金給付型といい、卒業後の返済は不要です。

融資により100%学費のサポートが受けられ、経済的にも精神的にも負担の少ない制度ですが、一般のものに比べて審査基準が厳しく募集枠が少ないため、一部の成績優秀者のみが利用できる制度となっており、倍率も高くなっています。

JASSOの奨学金制度とは

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)による奨学金が最も一般的で、多くの学生が利用しています。

そもそも奨学金とは、能力や勉強したい意欲のある学生が経済的理由で進学をあきらめることのないよう応援する制度です。

JASSOは貸与型なので、卒業後に返還する義務が生じます。その返還金が後輩たちへの奨学金として使われ、代々先輩から後輩へと受け継がれて使われています。

JASSOは「第一種奨学金」「第二種奨学金」の2種類の奨学金を設けています。
第一種無利子第二種有利子で、共に世帯の年収制限があります。

目安としては、サラリーマン家庭で子供二人で私大の場合、第一種は世帯年収が907万円以下、第二種が1223万円以下なら申請できます。

また、学力にも規定があり、第一種は大学1年生時は高校時代の成績平均が3.5以上、2年生以降は成績が上位3分の1以内でなければなりません。

第二種の場合は、平均水準以上の成績、どれか一分野が特に優秀と認められる、学習意欲がある、が条件です。

返済は卒業後7か月目から(3月卒業なら同年の10月から)始まります。やむを得ない理由により返済が困難となった場合は、返済期日前に申請を行い、承認されれば返済期日は猶予されるシステムもあります。

どうやって申込をするの?

JASSOの奨学金の申込は、入学前に申込む「予約採用」と、入学後に申込む「在学採用」、家庭の事情などによって緊急で申込みのできる「緊急採用・応用採用」があります。

予約採用については、入学が決まっていなくても予約として申込ができます。その場合の窓口は在学している高校になります。

在学採用は、毎年春に学校で募集されるので希望者は入学後に申込をします。予約採用で不採用になった人も再度申込をすることができます。

緊急採用・応用採用は、保護者の失職、病気、事故、死別や災害などにより家計が急変し、授業料の納付が困難になった場合、緊急で随時融資の申込をすることができます。

第一種の無利子の場合は緊急採用、第二種の有利子の場合は応用採用といいます。

上にあげた「もらう奨学金」については地方自治体や各学校、民間団体が行っており、申込み方法も様々なのですが、「稼ぐ奨学金」の申込は、進学先が決まったら希望する新聞社にその学校が適用してるかHPで調べ、していたら申込みをします。

審査に通れば、面談と仕事の流れの説明があり、合格となれば契約です。

新聞奨学生の場合は適用していない学校もあり、また、提携する大学によっては枠の人数が決まっているので、申込む場合は早めに行った方が良いです。

審査はどのぐらい厳しいの?

奨学金には様々な形態があることを述べましたが、ではその融資に対する審査はどのぐらい厳しいのでしょうか。

最も一般的なJASSOの場合は、無利子の場合は高校時代の成績および大学での成績に具体的な数字があらわされています。しかし、有利子の場合は「平均水準以上の学力」とあるのみなので、収入規定など他の条件が満たされていればそれほど厳しいということはありません。

一方、新聞奨学生については特に学力に具体的な制定はありません。

ただ、就職を伴いますので、融資の審査だけではなく各新聞社が採用面接として人物を評価されるという側面もありますが、ハードルが特に高いわけではなさそうです。

そして給付型の場合は自治体や民間団体、各学校が設けている奨学金なので基準は様々ですが、学力の評価は高い水準となります。民間の場合は枠も少なく特に高倍率となりますので、成績だけではなく面接での人物評価も厳しいと言われています。

各学校が設けているものについても一定以上の成績の規定があります。

また、各学校のものは1年ごとに更新で、毎年の成績が基準以上でなければ更新できないシステムを取っているところが多いです。勉学に励む学生にのみ奨学金を払う、という姿勢の表れなのでしょう。

給付型については、自治体、民間、学校問わず狭き門となっています。