もし返済できなくなったら奨学金はどうする?

奨学金は借入金額が大きくなることもあって「返済できない」という人が多くなっているということが問題になっています。

中には返済する気もないという不届き者もいるわけですが、そういった人は論外です。厳しく取り締まらないといけませんね。

まあ、それはいいとして、返済できないという理由に勤め先にリストラされたであったり身体的な理由により働き続けることが困難になったなどがありますが、こういった場合は相談することによって配慮してくれる場合もあるようです。

そういった事由を説明することなく返済しないでいると延滞金が発生し、結果返済ができなくなって債務整理なんてことになる可能性があります。

そうなると保証人になっている両親や親戚の方へ債権の請求が行くことになりますので、そうなる前に相談するなどの対策をしておくことをおすすめします。

死亡したり重篤な障害が残るか自己破産すれば返済義務はなくなる?

状況によっては返済義務が無くなる場合もあります。

この場合というのは本人が死亡したというケースです。この場合、返済義務がなくなるという奨学金制度は多く、遺族に対しての負担も減るでしょう。

ただし、この場合は融資の際に必ず説明があるほか、本人が死亡したという証明書が必要になる場合があります。

もう一つは重篤な障害が残るような場合です。

これは特に奨学金制度の中でもそれぞれの基準がありますが、一般的に普通に働けず障害が残るような場合は返済が免除となるようなこともあります。ただ、このようなケースは特に医師の診断書なども必要になります。

また、返済能力がなくなったと判断されるか、借金が非常に多くて返済が不可能となった場合にも返済しないような処置が取られることもあります。

この代表的なものが自己破産で、自己破産をした人ならば返済しなくても住むということでもあるようです。ただ、自己破産は非常に不便なものですし、連帯保証人がいるならその人に対して債務が回り迷惑をかける事になります。また、すべての奨学金が自己破産により免除されるとは限りません。

このため、基本的には何らかの重い状態にならないとまず返済しなくていい、とはならないのです。

贈与型奨学金や働くことで返済しないようにするのも方法

また、奨学金の中には返済しないことを前提にしている制度もあります。

その一つが贈与型の奨学金で、これは企業が優秀な学生に一定期間学費を支援したりするというものです。

もし将来的な返済が厳しいという人ならばこの奨学金を狙いましょう。

ただし、この場合は企業ごとにルールがあり、また奨学金をもらうためのハードルも非常に高くなっています。中には年齢制限があったり、特定の大学に進学することを条件にしていたりするものもあります。

このため、自分に合った奨学金の制度をきちんと把握し、審査に通るよう勉強を怠らないようにしましょう。

また、働くことで返済しないというのもあります。

これは看護系の学校によくあることです。看護師不足に悩む病院が看護師を育成する機関に対して奨学制度を実施し、卒業後は働くことで返済を行ったり、働いたお給料から返済をするというものです。

この場合なら卒業後に勤務先に困ることもありません。もちろん労働条件が他の看護師よりも劣っているというようなこともありませんから、看護師などとしてのキャリアを積むことも可能になります。返済の義務は働くことによるものですから、最も働きやすく使いやすい奨学金制度といえるでしょう。

返済しないという選択肢はない

実は、日本の場合は学習することにコストがかかりがちで、中には学費がかかるからということで進学を断念した人もいます。

このため、最近は贈与型の奨学金に人気が集まっており、また贈与型の奨学金も増えています。ただ、これらだけでは融資額が少なく、融資条件が厳しいほか、審査も厳しい傾向があります。また、今はあまり汎用的なものとは言いがたいのも現状です。

このため、やはり返済の際には貸与型が主流でしょう。また、学校によっては独自に実施する学費免除型の奨学金もあり、こちらならば比較的条件を満たせば通ることもありますから、審査が比較的簡単という印象もあります。関連する資格を持っていれば学費が数万円免除になる、というようなものもあります。

ただ、返済しないということは今の日本の奨学金制度を考えるとそうありません。過去には日本育英会が行っている制度ならば教職につけば返済免除、というのもありましたが、今はその制度がなくなったため、だいたいは貸与型となっています。

ただし、何らかの事情で返済できないのならば配慮をしてくれるところは多く、少し審査は必要ですが返済を待ってくれる制度は結構な奨学金制度にあります。一度問い合わせてみるといいでしょう。