奨学金の基礎知識について

奨学金は大学や高校などに進学するための学費や生活費などを貸し出すことで、学生の経済的な負担を和らげることが出来る制度です。

この奨学金が給付されたものであれば社会人になってから返済する必要がありますし、貸与されたものであれば定められた期間内に返済しなけらばならないという仕組みになっています。ほとんどの場合は有利子ですが成績が優秀であったりなど条件を満たしていれば無利息で借り入れが出来る場合もあります。

奨学金の種類には第一種奨学金第二種奨学金があり、第一種は無利息で利用することが出来ます。成績が優秀であるなどの条件を満たし、かつ審査に通れば利用することができるものです。

第二種は利息がありますが上限は3パーセントです。審査基準も比較的緩やかに設定されていて、多くの学生が利用できる制度となっています。

本人が賢く利用するための奨学金制度の選び方

将来発生する返済のことも含めて本人だけで検討するのではなく家族も一緒になって比較検討するようにしましょう。

まずは現在通っている学校や予備校などから制度に関する資料を集め、どのような種類の奨学金があるのかを調べます。出来るだけ多くの情報を集めて、選択肢の幅を広げるようにします。

学校などで配られている資料だけでなく、インターネットを利用して情報を集めるのもいいでしょう。

情報をある程度集めたら、一番利用者が多いのはどの制度なのか本人が将来無理なく返すことが出来るものはどの制度なのかを調べます。奨学金制度を行っている団体の公式ホームページなどでは返済のシミュレーションも行うことが出来るので、これらも利用して比較検討します。

どのくらいのお金が必要で、どのくらいの融資を受けると毎月どの程度の返済が必要なのかを様々なパターンで考えます。

利息のこともきちんと考慮して、一番負担がない制度を選ぶようにします。民間の団体だけでなく市町村などで利用することが出来る制度や、通う予定の大学や高校独自の制度も積極的に調べるようにします。

奨学金の申請や審査について

申請を行う時期は2通りあり、大学への進学なら高校3年生の春に申し込む予約採用と大学進学後に大学を通じて申し込む在学採用があります。

本人がより賢く制度を利用するためにも、早い段階でも申し込みを行う予約採用を選ぶようにします。予約採用では志望する大学や合格している大学が決定していなくても、申請することが出来ます。

また正式に融資額を決定する前に辞退することが出来たり、融資額を変更することも可能です。

申し込みの期限は3回までなので、一度審査に落ちてしまっても再度申請することも出来ます。融資金額や審査内容も変化するので、採用率も高くなります。早めに審査に合格するとそれに合わせて大学を選ぶことができ、資金計画が立てやすくなります。

融資額から支払うことが出来る学費を計算することが出来るので、ある程度志望校を絞り込むことも出来るようになります。

再度申請する場合でもなぜ審査に落ちてしまったのか考えることができ、計画的に2度目の申請を行うことが出来ます。本人や家族も対策を考える期間を作ることが出来るので、次の申請では審査に通りやすくなるのです。

本人が利用する制度や団体の審査基準も調べておくと、スムーズです。

奨学金の返済を楽にするために出来ること

大学や高校を卒業したと同時に返済が始まるので、ある程度の対策を知っておくと無理なく返済することが出来ます。

まず卒業したらすぐに返済のための口座を作って、返済がしやすい環境を整えておきます。制度を行っている団体から郵送されてくる申し込み書を持参して、金融機関に行きます。そこで自分の口座から引き落としが出来るように手続きをして、準備を行います。

自動的に引き出してくれるので、返済をし忘れるというトラブルを防ぐことが出来ます。また引越しや就職などで転居先が変わったときには、住所の変更の手続きも行うようにします。

さらに毎月の返済額やその内訳を把握して、どのくらいの金額が必要なのか計算します。

滞りなくきちんと返済するためにも、返済金額や利息について知っておくようにします。給料が少ない時期に返済することが出来ない場合は、返還期限猶予などの制度を利用します。

一時的に返済を止めることが出来るので、返済に困ったときには利用します。その代り猶予されているお金を貯めておいて、猶予が切れた時期に繰り上げ返済をするようにします。繰り上げ返済をすることで利息が免除されるので、なるべく早く返すように心がけます。