まず奨学金を滞納し続けるデメリットについて理解しよう

奨学金を滞納し続けると、債権回収業者がやってきます。

債権回収業者とはサービサーとも言われ、金融機関等から委託されて金銭債権を管理や回収を行なう専門の業者で平たく言えば借金取りです。

サービサーはまず電話による督促を行います。つまり奨学金を滞納してしまうと、キャッシングやクレジットカードを利用して返済が出来なくなったときと同じように返済を催促されるというわけです。

返済義務のある奨学金も借金と同じなんです。

したがって返済しなかったり返済が滞ると、取り立てられるということです。督促から逃げる事は一応出来ますが、逃げ続けると、今度はまともな生活を送る事が出来なくなります。

それはなぜかというと、行政サービスを受けられなくなるからです。

まず健康保険を使えなくなります。

保険が使えないと、怪我や病気になった時、自費で診療を受ける事になります。健康を維持するのが困難になります。

次に、仕事の面接で不利になります。

住民票と異なる住所を履歴書に記入する事になりますので、企業側に怪しいと疑われる恐れがあります。希望の仕事に就く事が困難になります。仕事に就けなくなる可能性も出てきます。

ですので奨学金の返済から逃げようと考えるのは避けましょう。対処法はちゃんとあります。正しい方法を理解して冷静に対処する事で、解決できる事をまず理解してください。

奨学金が払えないと感じたら相手方に連絡してみましょう

奨学金を長期的に滞納してしまうと、自宅に督促状が届きます。

その督促状には、借りた奨学金の残高+延滞金などの金額を一括返済して欲しいと書かれています。

借りた分だけならまだしも、長期的に滞納している人の場合なら高額な延滞金も支払う必要があります。借りた奨学金とその利子、そして高額な延滞金を一気に返済するのは困難なことでしょう。

そのようなときは1人で悩むのではなく、必ず日本学生支援機構などの奨学金の貸主に相談してください。

まずは連絡して、事情を話してください。これだけで過度な督促が止まる事もあります。相手方に支払う意志を伝えるだけでも、相手の対応は変わります。

一括での支払いが無理だと正直に話す事で、分割払いに応じてくれます。全ての人に対して応じるとは限りませんが、分割払いに応じてくれることもあるようです。

日本学生支援機構側としても債権を焦げ付かせたくありませんから、逃げられるより一部でも債権を回収したほうがメリットがあります。したがって督促状が来たら、まずは相手と連絡を取って、支払いに関して相談してください。

少額の分割払いなら何とか支払える人も多いはずです。逃げるのは禁止です。働いている人限定の対処法として覚えておいてください。

奨学金の分割払いで苦しい時の対処法について

日本学生支援機構と交渉し、分割払いが可能になったとしても返済が厳しい場合、親族に頼る方法もあります。

奨学金は金融機関による融資と同じですので利息が付きます。

分割払いで長期返済するよりは、できれば短期で完済したほうが無駄に利息等を支払わなくて済みます。

ご両親がご健在なのであれば一度相談し、全額もしくは一部のみ支払ってもらうと返済の負担を大幅に軽減すること出来ます。無理をして一人で返済を続けたことでまた返済が滞ってしまうと次は中々交渉に応じてくれなくなります。

当たり前の話ですが2度目はなかなか許してくれません。必ず督促状が自宅に届きます。

督促に応じない場合は、裁判所に出頭する可能性が高くなります。問題が大きくなり、結果的にご両親に知られる事になります。

ですので、頼る事が出来る相手がいるなら、頼ってください。

他には消費者金融から融資を受ける方法もあります

消費者金融の審査は甘い傾向にあり、審査の難易度は低いです。ですので審査に申し込みて融資を受けて、そのお金で一時的に返済を凌ぐ事も出来ます。

ただし、審査に通り、融資を受けるためには一定の収入が必要です。大手が無理なら中堅の消費者金融の審査に申し込み、融資を受ける対処法もあります。こちらは、消費者金融をよく選定して申し込むよう心がけてください。

滞納した奨学金の返済が完全に無理なら債務整理しましょう

奨学金の滞納問題がどうしても解決出来ない場合、債務整理をするという方法も残されています。

奨学金は借金と同じですから、どうしても支払えない場合、自己破産手続きで解決する事も出来ます。自己破産をすると、一定額以上の財産は処分しなければいけません。

財産処分が難しい場合、任意整理個人再生で解決する事が出来ます。

任意整理は、減額メインの債務整理です。個人の借金と奨学金の借金を分けて整理する事も出来る手続きです。

交渉は相手との直接交渉となりますので、弁護士や司法書士に依頼する必要があります。

減額された借金については、3年から5年で完済します。かなり返済の負担を軽減出来る手続きです。

個人再生は、多額の借金を大幅に圧縮出来る手続きです。借金に応じて減額幅が決められているので、任意整理が無理な借金にも十分に対応出来ます。

個人再生の手続きは、他と比べ難しい事もあり、こちらも専門家に依頼する事になります。

住宅ローン特則を使う事で持ち家を守りながら、奨学金の借金を整理する事も出来ますが債務整理をすると、一時的にクレジットカードの契約が難しくなりローンの契約も困難になります。

ですので、この辺りの問題をクリア出来る人向けの対処方法です。融資も無理で督促状に対応出来ないと感じたら、債務整理を思い出し、弁護士または司法書士に相談してください。

ただ、債務整理という方法を選択するのであれば借りた本人は借金がチャラになっていいのですが回収できなかった債権は保証人へ請求されることになりますので、この辺りも含めて検討・相談しないといけません。