進学を助ける奨学金制度とは

奨学金制度は学習意欲やその実力などを認められているのに経済的に厳しい状況に置かれていて、学費や生活費を必要としている学生に支援をするという制度です。

学費や生活費などを給付や貸し付けを行うことで、学生の経済的な負担を減らします。給付されている奨学金は返済する必要はないのですが、貸し付けを行っている場合は決められている期間内に返済する必要があります。

返済が必要ない奨学金の利用者が増加傾向にあり、少子化が進み入学者が減っている大学などでは独自の給付型の奨学金を用意しているケースもあります。

進学が決定する前や受験前に申し込むこともでき、審査を受けてから給付や借り入れを行うことも出来ます。経済的に厳しい学生でも利用することができ、3回までなら何度も審査を受けることも可能です。借り入れする金額を変更したり、条件を変えて何度も受けることが出来ます。

審査結果を知ってから進学先を決めることができ、とても便利な制度となっています。

資金を考えながら志望校を決定することもでき、学生の様々な負担を軽減することが出来ます。利用するときには利子などを含めて計算を行って、将来的にどのくらいの金額を返済するのかを知っておくことも大切です。

奨学金の制度や融資の内容

大学や短期大学の学生の30パーセントが利用している奨学金制度では、第一種奨学金第二種奨学金があります。

さらに融資を受けるためには連帯保証人や保証人を選ぶ人的保証制度や、一定の保証料を支払うことで融資を受けることが出来る機関保証人の制度があります。申し込み時や審査のときに選ぶことができ、自分の経済的な状況に合わせて選択することが出来ます。

学生の成績と家庭の収入に一定の条件があり、第一種奨学金では無利子の融資になっています。対象となるのは大学生や短大生、大学院生や専修学校などの成績が優秀な学生です。

経済的な理由で進学することが難しく、それに見合った成績の持ち主が利用することが出来ます。審査の基準は申し込み時までの成績が3.5以上であることで、これをクリアすることが出来ると利子の返済が必要なくなります。

年利が3パーセントに上限が決められている第二種奨学金は、第一種奨学金よりも審査基準は優しくなっています。

学校を卒業してから利子と共に返済する必要はありますが、在学中の返済なら利子は必要なくなります。審査も基本的に緩やかになっているので、様々な学生が利用することが出来る制度です。

返済利率の内容と計算について

奨学金制度の審査を受ける前には、返済利率の計算方式である固定方式見直し方式なのかを選びます。

どちらか必ず選ぶ必要があり、しっかり内容を知って申し込むことが大切です。利率の固定方式では返済が終わるまで一定の利率が採用されていて、見直し方式では5年ごとに利率が見直されます

奨学金の融資を受けたときの総額は毎月の返済額と年数で決まるので、出来るだけ返済年数を短くすることで返済利率を低くすることが出来ます。

一般的なローンの制度では融資を受けた時点や審査を受けるときには返済利率が決定していますが、奨学金は融資が全て終わった時点で決定します。大学や短期大学などを卒業するまで返済利率が確定しないので、その都度計算する必要があります。

大学生の場合はきちんと返済利率が決定するのは早くても4年後ですが、融資が全て終わった年度になら一度だけ計算方式を変更することが出来ます。融資が終わる年にもう一度計算し直して、利率の計算方式を見直すようにします。

また申し込み時にも融資額と返済期間を考慮して、どのくらいの返済利率や計算方式を選べば節約になるのか、しっかり計算してから申し込むようにします。

奨学金制度を選ぶときにも計算を

様々な奨学金制度がありますが、借り入れるお金だけでなく返済時の利率や金額などを含めて選ぶことが大切です。

まず自分が必要としている学費や生活費などを具体的に計算して、どのくらいの借り入れが必要なのか考えます。その金額を借りることが出来る制度を集めて、比較検討します。資料を取り寄せたり、インターネットで検索して情報を集めます。

借り入れることが出来る金額はもちろんのこと、年率返済時の返済額についてもあらかじめ計算するようにします。

返済の総額とそれを返済するために必要な期間も計算して、一番負担が少ない制度を選ぶようにします。各制度の公式ホームページには返済のシミュレーションを気軽に行うことが出来るので、制度を利用すると決定したら積極的に利用するようにします。

大学などでの独自の制度を利用したい場合は、大学の窓口などで必ず確認してから選ぶようにします。

分からないことがあればすぐに調べて、将来の自分が確実に返済することが出来る制度を選ぶようにすることが重要です。利用時には審査を受けることばかりに目が行ってしまいがちですが、将来のこともきちんと考えて計算してから申し込むように注意します。