返済をせずに放っておくと…

まず、返済に遅れた時点で日本学生支援機構または債権回収会社から本人・連帯保証人・保証人へ文書と電話での督促が行われます。場合によっては勤務先へも電話を掛けることがあるようです。

それでも返済せずに3ヶ月以上延滞をすると、個人信用情報機関へ延滞情報の登録がされます。

「情報が登録されたけど何が不都合なわけ?」と感じるかもしれませんが、意外と不便なことになってしまいます。

クレジットカードでのリボ払いでの買い物やキャッシング、自動車ローン住宅ローンといったものが利用できなくなる可能性があります。それだけではなく、今ほとんどの人が所有している携帯の分割払い(本体)の審査に通らないことも考えられるので機種交換ができなくなる恐れがあります。

そんな状態にもかかわらず延滞を続けていると…

長期延滞をした場合

奨学金を連帯保証人等(人的保証)を付けて借りたか保証機関を付けて借りたか(機関保証)によって流れが変わってきます。

人的保証で借りた場合の流れはこちらです。

①支払督促予告
 残額に加え未返済分・利息・延滞金すべてを一括返済するように請求され、支払督促を申立てることの予 告がされます。
②支払督促申立
 ①で督促してもまだ返済しない場合は裁判所へ支払督促の申立をされます。
③仮執行宣言付支払督促申立
 ②でもまだ返済しないなら今度は仮執行宣言付支払督促を裁判所へ申立てられます。
④強制執行
 最終宣告です。法的措置が取られて給与や財産を差押えられます

次に機関保証です。

①一括返還請求
 人的保証の①支払督促予告と同様、利息・延滞金含む全額を一括で請求されます。
②代位弁済請求
 日本学生支援機構から保証機関(日本国際教育支援協会)へ未返済分・利息・延滞金を請求します。
 これで債権者が日本学生支援機構から保証機関へ変わります
③保証機関からの督促・請求
 今度は保証機関が、あなたの代わりに支払った未返済分の奨学金および利息・延滞金の一括返済請求を行なってきます。
④強制執行
 人的保証と同様に法的措置を執り給与や財産を差し押さえにきます。

結局は逃げられない

これらの流れを見ていただければ分かるように法的措置を執られたらアウト。踏み倒したり逃げたりできません。

仮に任意整理(自己破産等)をしたところで自分自身は返済から逃れられたとしても、代わりに保証人があなたの債務を背負うことになります。

もし「自己破産すれば踏み倒せるじゃん」って簡単に思っていたら自分がお世話になった人に多大なる迷惑をかけることになるということを肝に銘じておいてください。

まずは延滞する前に何らかの対策を講ずる。

対策についてはこちらの記事に詳しく書いていますのでご覧ください。
「奨学金と信用情報の履歴について」

すでに延滞をしている場合でもできる対策はあるので、出来る限り返済していくというのが社会人として当たり前のことのように感じるのですがいかがでしょうか?