奨学金は毎月返済するもの

残念なことに、今の世の中では安定した収入があるとは言いがたく、様々な借金をしても返済できないという人が増えています。

その一つが奨学金で、これは学生が自分の学業のためにお金を借り、定期的に返済していくというものです。

学生の間はそう働けませんし、学費もかかります。これを支援するのが奨学金ですが、今は貰えるタイプよりも融資してもらうタイプが多いため、将来的に返済の負担が大きいというのが社会問題にもなっています。

このため、毎月返済をするのが義務だとわかっていても返済できないという人もいます。また、中には返済できないのではなく計画的に滞納して放置し、時効になるまで待つというような人もいます。

後者ならば悪質ですが、前者ならまだ何とか出来る余地があるかもしれません。

もし奨学金を滞納して放置した場合、どのようなことが行われるのでしょうか。

また、あなたに対してのメリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか。様々な奨学金制度がありますので、その制度によっても基本的には違ってきます。この場合は最も広く知られている日本学生支援機構の奨学金制度を例にしながら、他の奨学金制度についても触れていきます。

一回延滞した場合はたまたまと判断されることも

奨学金は毎月返済していくものなので、返済の義務が生じます。

この場合は学生の特に生活費として毎月もらってきたものを返済するため、申し込みの際には融資に関する書類に必ず返済するようにという内容が書かれていることがあります。

特に日本の場合は貸与型の奨学金が多いので、その場合は審査の際に必ず返済の義務までを了解した上で融資の申込をしているのかどうか、ということを判断し、その結果によって融資を行うかどうかを決めるのです。

このため、融資の際には返済の義務があるとは知らなかったという言い訳は通用しない、ということを覚えておきましょう。

この場合、滞納しても最初の一回程度ならばその奨学金を運営するところから連絡が来て、引き落としができなかったというような内容での連絡になります。文書や電話での連絡となり、それが自宅や勤務先に連絡先として連絡がなされ、保証人や連帯保証人に連絡が行くことはないようです。

そして日本学生支援機構の場合ならば次回に二ヶ月分を合わせて引き落としされます。この場合は必要な金額を入金しておき、今度は絶対に滞納しないようにしましょう。

ちなみにこの時は延滞金の支払いはありませんので、金額のみで大丈夫です。

二回以上延滞する場合は延滞金を支払うことも

ちなみに、これが二ヶ月以上引き落としができない場合は延滞金が課せられます。

この延滞金はそれぞれの奨学金によって利率は変わりますが、場合によっては消費者金融並みの延滞金が課せられることもあります。

また、二回以上延滞した場合は本人だけではなく保証人に連絡が行き、保証人にも弁済義務が発生します。

電話にも出ず文書での内容にも返事しないというのは悪質ですから、このような手続きになるのです。

ちなみに、日本学生支援機構の場合は滞納して放置している人には督促の電話などをかけることはよくあることで、外部の業者が電話をかけてくることもあります。督促の電話は他の業者からもかかってきますし、大体の奨学金制度にはあるものです。

また、信用情報に登録することもあり、延滞を三ヶ月以上続けていると登録されるというのが日本学生支援機構の方針です。

ただ、奨学金の中にはこれよりも早いものもあれば遅いものもあり、放置を続けていると登録されることもあります。この場合は信用情報に傷がつき、将来のクレジットカードや様々なローンの利用が難しくなることもあるでしょう。

審査に通りづらくなり、仮に審査に通っても借りられる金額が非常に少ない、ということもあるようです。

もし奨学金を支払えなくなったらどうする?

奨学金制度を利用していると、もちろん将来的に返済が難しくなることもあるでしょう。

この場合は、ただ黙って滞納するのではなく、返済を待ってもらうことや減額返済などの制度があるのなら利用したいものです。

例えば日本学生支援機構の場合は収入が少なかったり何らかの事情がある場合には返還期限の猶予を設け、一定期間返済を待ってもらうという制度があります。

この分返済は遅れるのですが、それでも困ったときにはありがたいものでしょう。また、減額返済という制度もあり、こちらでは毎月の返済額を減らして返済することができます。どちらも必ず審査が必要ですし免除というわけではありません。

ただ、それでも滞納して放置するような悪質なやり方をするのよりは、きちんと申請して返済を待ってもらったり金額を抑えながら返済した方がいいでしょう。

奨学金制度を行っている他の様々なところでも、このような減額返済や返済猶予の制度があるところが多いものです。

滞納しそうになる前に相談し、審査基準などについても説明を受けておきましょう。

また、他のところからお金を借りて返済に充てるのもひとつの方法ですが、相談しても制度がない場合に利用するといいでしょう。